実は私も炭水化物ダイエットしたことがあるんですが、一時期痩せますが、結局リバウンドした過去があります。
炭水化物を極端に抜くダイエットは短期間では減量できますが、長くは続かず失敗している方が多くいるのが現状なんですよね。
それ以外にも体に不調を引き起こす可能性もあるため、中途半端な知識で行うのは注意したほうがいいです。
ダイエットを行うなら、キレイな体をずっと保ちたいですよね♪
今回は
- 炭水化物抜きダイエットのメリット・デメリット
- 成功しやすいダイエット法
についてご紹介していきます。
Contents
炭水化物抜きダイエットのメリット
炭水化物抜きダイエットは効果を実感しやすいので、痩せやすいと信じている方が多くいますね。
確かに炭水化物の摂りすぎは血糖値が急激に過剰に上昇し、太りやすくなってしまう為、炭水化物の量を調整すると痩せやすくなります。
手軽にダイエットできますし、短期間で効果が出やすいので人気のダイエット法だとは感じます。
例えば、ご飯1杯(180g)ですと302kcalありますが、ご飯を抜くだけでカロリーを大幅に抑えることができます。
1日の食事で3食ご飯等の炭水化物を抜いた場合、約900kcalものカロリーを減らすことができる為、一時的なダイエット法としては成功しやすいと言えます。
ハードな運動をしたり、お酒を飲まない、お菓子を一切食べない等のダイエットと比べるとやりやすい方法ですよね。
ですが、炭水化物抜きダイエットを行っていると体調が悪くなる場合もあるので注意が必要です。
炭水化物抜きダイエットのデメリット
炭水化物抜きダイエットしていると
- リバウンドする
- 体調が悪くなる
ということがあるので私はあまりオススメしません。
私も昔炭水化物を食べないダイエットを試した経験がありますが、すぐにリバウンドしたのでもう行っていません。
では、ここからは炭水化物を極端に抜いた場合、体にどのような不調が起きるかお話していきますね。
炭水化物抜いて痩せたはカン違い!体の中の水分が減っただけ
「1週間ご飯やパンを食べなかったら3㎏痩せた!ダイエットできた!」
こういう経験された方はいないでしょうか?
ご飯などの炭水化物を全く食べないと短期間で体重を落とすことができます。
しかし、実はそれ体の中の水分が減っただけなんです。
私たちが食事から摂った炭水化物はグリコーゲンという形で筋肉や肝臓に貯蔵されていますが、このグリコーゲン1個につき水が3~4倍結合しているんです。
ですので、筋肉や肝臓はたっぷりの水分が含まれているのでけっこう重みがあるんですね。
炭水化物を極端に抜くと体の中にあるグリコーゲンが減るので、同時に水分も減ってしまうということが起き、体はカサカサ状態になっていしまうのです。
炭水化物ダイエットをして短期間で痩せた場合は脂肪ではなく、水分が減っただけなので注意してくださいね。
痩せたように見えるだけで体が水分不足になっているので、筋肉や肌もカサカサになってしまいます。
特に女性にとって水分はとても重要ですよね。
炭水化物を長期間減らすと肌に潤いがなくなり、老けの原因になってしまいます。
炭水化物抜くと、メインのおかずを食べ過ぎる
炭水化物を急激にカットすると、いつもより食事量が減るので他のおかずを食べすぎてしまう場合があります。
例えば、
- 肉類
- 揚げ物
- チーズ
などの高脂肪食を食べ過ぎてしまうと、脂質を摂りすぎてしまう場合があります。
脂肪は炭水化物よりも高カロリーなため、炭水化物を抜いたことでおかずを食べ過ぎてしまうと摂取カロリーが増える可能性もあります。
また、体の中の脂肪が増えるということは中性脂肪やコレステロールが高くなる可能性もあるので、生活習慣病になるリスクも心配ですね。
便秘の可能性
先ほど炭水化物を抜くと体の水分が減るとお伝えしましたが、水分が不足すると便が固くなり便秘になりやすいといったデメリットもあります。
また、炭水化物には食物繊維が含まれていますが、炭水化物を極端に減らすと食物繊維量も同時に減ってしまいます。
食物繊維は整腸作用があり、便を軟らかくしたり腸の蠕動運動を促してくれる働きがありますが、食物繊維が不足すると腸内環境が悪くなり便秘になりやすくなります。
また、お肉などの動物性食品には食物繊維はほとんど含まれていないため、野菜を積極的に摂らないと便秘により老廃物が溜まりやすい体になってしまうので食べ方が重要になってきますね。
お菓子を食べてしまう
炭水化物を減らすことでお菓子を食べ過ぎてしまっている方は本当に多くいらっしゃいます。
お菓子は手軽に摂ることができる為、ちょっと小腹がすいたときについつい食べてしまったりありますよね。
また、「炭水化物を抜いているから大丈夫だろう」という安心感からお菓子をいつもより食べ過ぎてしまうパターン。
甘いお菓子の場合、砂糖が多く使われているので、血糖値が急激に上がり脂肪がつきやすくなってしまったり、スナック菓子には太りやすくなる「トランス脂肪酸」という油が豊富に含まれているのでお菓子の摂りすぎは太る原因となります。
リバウンドしやすい
炭水化物抜きダイエットしている方はたくさんいらっしゃいますが、途中でやめてリバウンドしているパターンは多いですね。
男性痩せたからまたご飯食べよう!
炭水化物を抜いてダイエットできても、また食べだすとリバウンドが起きてしまうんです。
以前に炭水化物を半年間抜いて、マイナス8㎏のダイエットに成功されてた方がいましたが、さらに半年後にお会いしたときには炭水化物を普通に摂るようになり、体重が戻っていました。
やはり主食を極端に抜いたダイエットは継続が難しいと思います。
一時的には痩せますが、脂肪が効果的に燃焼する訳ではないので、結局は失敗してしまっています。
オススメの食べ方は?
ではここからは、痩せやすいダイエット方法についてご紹介していきます。
今回は食事のみに特化した方法でお伝えしていきます。
精製されていない炭水化物を摂る
炭水化物を抜くという方法よりも
白米・パン ➡ 雑穀・オートミール・ライ麦
などに変えるという方法も効果的です。
精製されていない穀物を摂ることで痩せる体に変わっていくので、ダイエットしたい方なら必須といってもいいでしょう!
下記が精製されていない炭水化物のメリットになります。
精製されていない炭水化物を摂るメリット
- ビタミン・ミネラルが豊富に含まれていて、脂肪の燃焼やたんぱく質の合成を行ってくれる
- 食物繊維が豊富に含まれいる為、血糖値の急激な上昇を抑えてくて太りにくい体になる
- 食物繊維の働きにより腸内環境が良くなり「やせ菌」が増えて痩せ体質に
- 歯ごたえがあるため、咀嚼回数が増えて、満腹感を感じる
精製されていない穀物を摂る健康効果は多くの研究でも発表されていますが、精製されていない炭水化物の摂取が多い人ほど体重減少に繋がり、お腹周りも細くなるということが分かっています。
私も雑穀などは日頃から摂るように意識していますが、栄養指導していて精製されていない穀物を摂ってダイエットに成功できている方は多くいらっしゃいます。
今まで雑穀などの主食は摂ったことがなく、抵抗があるという方は、まずは1日のうち1食を精製されていない主食に変えるという方法を行うと実行しやすいですよ。
バランスの良い食事がやはり痩せる!
シンプルですが、やはりバランスの良い食事を行っていったほうが長い目で見ると痩せやすいですね。
とは言っても
「バランスの良い食事ってよく分からない」
「どのくらいの量を摂ったらいいの?」
と思うかもしれませんので簡単にお伝えしていきますね。
まず私たちの体に必要な栄養は大きく分けて5つあります。
それは下記になります。
- 炭水化物
- タンパク質
- 脂質
- ビタミン
- ミネラル
食事をする場合、食事のメニュー3セットを揃えるようにすると必要量を摂ることができますよ。
- 主食:炭水化物(雑穀、胚芽パン、蕎麦など)
- 主菜:タンパク質、脂質(肉、魚、卵、大豆製品など)
- 副菜:ビタミン、ミネラル(野菜などの汁物、サラダ、小鉢など)
こちらの写真は我が家の食事の1例です。
- 主食:雑穀米
- 主菜:糸コン入り肉そぼろ
- 副菜:スープ、根菜の炒め物、ポテトサラダ、野菜サラダ
こんな感じで、メニューを3セット用意すると実践しやすいと思います。
では、摂る目安量に関してはご自分の手を使ってみると分かりやすいです。
- 炭水化物は握りこぶし1つ(ご飯茶碗1膳・7割ほど)
- タンパク質が片手に乗るくらい(鶏肉の場合、1/3枚ほど)
- 野菜などは両手にいっぱい(野菜、きのこ、海藻類はたくさん食べてOK)
これを目安に毎日の食事を調整していきましょう。
また、日によって食べ過ぎてしまうことはあると思います。
友達と飲み会があった、外食でカロリーが高い食事をしてしまったなど。
そんなときは2~3日くらいは食事量を少し減らしたり、食べ過ぎる日が続かないように帳尻を合わせましょう。
まとめ
今回は炭水化物抜きダイエットについてお伝えしました。
炭水化物抜きダイエットは一時的なダイエットには成功するものの、体に負担をかけしまったり、リバウンドしやすいなどのデメリットが多くありましたね。
- 炭水化物を極端に抜くと体の中にあるグリコーゲンが減るので、同時に水分も減ってしまい水分不足になりやすい
- 肉類などのおかずを食べ過ぎてしまい、摂取カロリーが増えたり脂質の摂りすぎになる
- 水分不足や食物繊維不足から便秘になりやすい
- 長く続かず結局リバウンドしてしまう
ダイエットを成功させたいなら続けやすいものを選んで行うことが一番の近道になると思います。自分に合ったダイエットを行い引き締まった体を目指しましょう。