栄養指導していると、よく聞くのが
女性ストレスで食べ過ぎてしまって・・・。
という言葉。
せっかくダイエットがうまくいっていても
- 仕事が忙しい
- 人間関係のイライラ
などの理由から食事をコントロールできず暴飲暴食してしまう方がいます。
それにより
「全然結果が出ない!」
「ストレスでリバウンドしてしまった。」
などの理由でダイエットのモチベーションが下がり、途中で諦めてしまう場合があります。
ストレスで食べすぎてしまうのには理由があり、ストレスとの上手な付き合い方で改善することができるのでご安心してくださいね。
ストレス対策をしたところ、-8㎏のダイエットに成功された方もいらっしゃいます!
ストレスとの向き合い方を変えるだけでダイエットの成功率は高くなるので、今回はストレスを溜めない方法を共有していきたいと思います。
Contents
ストレスで痩せない。こんな人は要注意!
✅この記事はこんな方におすすめ
- ストレスを感じると食べ物やお酒で発散してしまう
- 気づくとお菓子を一袋食べてた
- 食事や間食の量が多く、味わって食べていない(無意識で食べている)
- 空腹感がないのに、限界まで食べてしまう
こんな方はダイエットに失敗しやすい傾向にあるので、参考にしてみてください。
下記のような状況だとストレスが溜まりやすく、コントロールするのが難しい場合がありますよね。
- 責任ある立場でプレッシャーが辛い
- 人間関係が良くない
- 仕事量が多い
- 仕事と家庭との両立で忙しく時間がない
ただ、そのストレスをそのままにしてしまうと減量することは難しく、体調不良になる場合もあるので、しっかり対策することが大切です。
私もストレスが原因でドカ食いをしていた頃がありますが、対処法を行ったところ食事がコントロールできるようになりましたよ。
ストレスフルな生活をしていると負のスパイラルに陥ってしまうことがあり、減量だけではなく、色々なことがうまくいかない!なんてことありますよね。
ストレスでドカ食いしてしまう理由はホルモンが影響していた
では、ストレスでドカ食いしてしまうのには理由があります。
その理由について簡単にご紹介していきますね。
人はストレスを感じると、身を守ろうとして腎臓にある副腎皮質から「コルチゾール」と言われるホルモンを分泌します。
このコルチゾールホルモンは別名「ストレスホルモン」とも呼ばれていますが、ストレスと戦うために必要になるエネルギーを蓄える働きをします。
例えば、人がクマに襲われて逃げなければならないときに、走ったりするエネルギーが必要になりますよね。
エネルギーを作り出すため、体はコルチゾールを分泌します。
このコルチゾールが増えると、筋肉を分解しエネルギーを作り出し、太る原因となる糖質を分解する機能が低下してしまうため、新陳代謝が悪くなり燃費の悪い体になってしまうのです。
さらに、コルチゾールの分泌が高まっていると食欲が増えてしまうということも分かっているのです。
ストレスでドカ食いしてしまうのには、自分の意思ではどうにもならない
ですので、ストレスで食べてしまうことは
- 意思が弱い
- 自分に甘いから
とかそういう理由ではなくて、ホルモンが関係しているので調整が難しいということになるので決して自分を責めなくて大丈夫です!
ここまで聞くと、ストレスって体にとって悪者なんじゃ・・・?
と思うかもしれませんが、
- 脂肪を分解し代謝を促進する
- 免疫力を高めてくれる
などの働きをしてくれて、体にとって大事なホルモンになります。
人間の防御システムとして機能するコルチゾールですが、常にストレスを抱えている状態では太りやすくなるという方向に働いてしまうのですね。
ストレス食いを止める方法
コルチゾールのバランスが崩れると太りやすい体になるということがお分かりいただけたかと思います。
ストレス食いを抑える方法は、ストレスを溜めずコルチゾールの分泌バランスを正常にしてあげることが重要になります。
ストレス解消法に有効な方法は下記になります。
- 五感を刺激してリフレッシュ
- 適度な運動を行う
- 自分の好きなことをする
私もストレスマネジメントを学び実践するようにしたところ、ストレスによる暴飲暴食が減り食事をコントロールできるようになったので、この方法はオススメです^^
栄養指導した方々にも
「ストレスの発散方法ってあまり意識したことなかったけど、聞いてためになった。」
などの声をいただいていて、ダイエットに成功されている方は多いので、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
五感を刺激してリフレッシュ
ストレス解消には「五感」に働きかけるものが効果的だと言われています。
五感とは、
- 視覚
- 嗅覚
- 聴覚
- 味覚
- 触覚
の5つの感覚がありますが、これらを上手に使うことがストレス解消の鍵になります。
視覚
視覚は人の外部情報の8割を占めると言われ色彩や美しいものや人の心をリラックスさせる効果があります。
スマホに行きたい国の画像を保存しておいて、イライラしたら見るとか、飼っているペットや好きな芸能人の写真を見るようにするのもオススメですね。
私の場合ですが、イライラしたらスマホに保存している家族旅行の写真を見たりして、一旦気持ちを落ち着けたりしてますよ♪
時間があれば好きなDVDを観るなども良いですね。
嗅覚&味覚
- 嗅覚は脳にダイレクトに刺激を与えてくれるため、好きな香りをバックの中などの携帯させておくと◎
- 味覚も嗅覚との相互作用があり、効果が高いです。
アロマオイルやお香などの香りは自律神経を整えてくて食欲を抑制してくてるメリットもあるので使わない手はないですね。
イライラしてきたら、一旦休憩しコーヒーを飲んだりするのも、やはりオススメですね。
また、無糖のハーブティーなども自律神経が整い気分がリラックスできます。
特にお菓子などの間食を摂りすぎてしまう方には嗅覚や味覚を刺激する方法でダイエットに成功できている方が多いので、ぜひ一度試してみてくださいね。
聴覚
聴覚は脳に働きかけ感情を安定させる働きがあります。
ストレスを抱えすぎていると神経が高ぶっている場合が多くありますので、気持ちを落ち着けてくれたり、気分を上げてくれる音楽を聴くことは効果的ですね。
音楽のある生活は気分を上げたり、リラックスしますよね♪
触覚
触覚によって皮膚で感じることで気持ち良さや安心感も得られます。
肌に手を当てるだけでも気分が落ちつくため、マッサージは癒し効果が高く、心や体が楽になります。
時間があればマッサージに行ったり、自分で頭皮マッサージするのも脳の疲れを取ってくれます。
今後、イライラしてストレスが溜まってきたと感じたら、食べ物で発散するのではなく、小まめに五感を刺激してストレスを発散することを意識してみてください♪
適度な運動を行う
コルチゾールの分泌のバランスを整えるのは運動を行うことが効果的です。
運動は有酸素運動や無酸素運動どちらでも有効です。
習慣的にウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動、筋トレなどの無酸素運動を行っている人は、運動をしていない人に比べて、ストレスを感じたときコルチゾールの分泌が少ないという検証結果も出ています。
その理由としては運動を行うことは、体に適度な負荷をかける為、人はストレスを感じます。
この程よいストレスをかけていくことを繰りかえすことによって、コルチゾールの分泌が整い、人間関係や仕事等によって強いストレスに直面しても、コルチゾール分泌のバランスが維持されるということになります。
運動を行うことはダイエットにも繋がりますので、一石二鳥ですよね!
長期的に行えるよう20~30分程の運動する習慣を持つようにしましょう。
自分の好きなことをする
ストレス発散方法をいくつかご紹介しましたが、人によってストレス発散する方法は違うため、自分に合った解消法を行うことが大事になります。
自分が何をしているときが一番リラックスしていて楽しいのかということを、これを機会によく考えてみるといいですね。
例えば、
- 仲の良い友人とカフェでおしゃべり
- 一人が好きで家でのんびり過ごす
- カラオケで熱唱し発散する
- 自分の趣味に没頭する
などなど。
人によって好きなものや心が落ち着けることは違うので、自分に合ったストレス発散方法を行いストレスを溜めない習慣を持つことが大事ですね。
ストレス発散方法は多ければ多いほどストレスに強くなるとも言われているので、自分の気持ちに素直になり、自分が好きなことをして大事にしていきましょう♪
ストレス発散にオススメしない解消法
ストレス発散にはご自分の好きなことをするのが良いとお伝えしましたが、オススメできないものもあります。
それは、
アルコールで発散すること
アルコールは適度な飲酒量であればそれほど問題ないですが、ストレス発散のために毎日大量のアルコールを飲むのはやはりオススメしませんね。
アルコール量が多くなると、カロリーも摂り過ぎる場合があるので、ダイエットしているなら特に注意してください。
というのも、これまでお酒によりダイエットに失敗しているケースを多くみてきているので。。
アルコール依存症になる可能性もあるので、お酒の飲み方には注意しましょう!
ストレスでダイエットができない/痩せない!対策方法や関係性まとめ
今回はストレス太りを解消するためのストレスとの向き合い方についてご紹介しました。
ストレスが溜まると食べ過ぎてしまうのは、コルチゾールというホルモンが関係していましたね。
ストレス太りに繋がるストレス食いを防止する方法は下記の内容でした。
- 五感を刺激してリフレッシュ
- 適度な運動を行う
- 自分の好きなことをする
ダイエットとストレスは密接に結びついているため、ストレスは小まめに発散して食事で発散するということはないように気を付けてくださいね。