委託給食会社の管理栄養士を辞めて直営の病院に転職したいけど自信がない・・・。
このような悩みをかかえている管理栄養士の方はけっこう多いのではないでしょうか?
私も委託給食会社で働いていましたが、辞めたいとずっと思っていながらもダラダラと働いてしまい転職が中々できませんでした。
ですが、就職活動を行ったところ念願である直営の病院栄養士になることができました!
病院の栄養士になることは倍率が高く難しいと言いますよね。
実際に私も7~8社落とされました。
しかし、しっかりと対策すれば病院栄養士のへの転職は十分可能です!
今回は直営の病院栄養士になる方法についてお伝えしていきます。
Contents
委託給食会社の栄養士が辛すぎて辞めたい!
私は大手委託会社に新卒で入社し4年半勤務しました。
しかし2年目くらいから
「もう委託の栄養士辞めたいな・・・」
と思うようになり転職を考えるようになりました。
転職を考えるようになったのは
- 長期休暇が取れない為、遠出の旅行に行けない
- 残業・休日出勤が多くプライベートが充実しない
- 大変な割に給料が低い
- 専門知識が身につかない
という理由からでした。
委託給食会社の栄養士は激務にも関わらず給料や待遇面が悪い為、徐々に働くことが辛くなってきたことが第一の理由ですね。
さらに、スキルアップしたいという思いもありました。
委託給食栄養士の業務は現場の仕事に限られ、患者の方と関わることは少ないですよね。
病院栄養士への思いが強くなっていき転職を決意しました。
就職活動がうまくいかない。不採用が続く
しかし、病院栄養士になりたいと思い転職活動しましたが、スムーズに転職できた訳ではありませんでした。
トータルで7~8社くらい落とされました。。
転職活動は本当に苦労したことを覚えています。
就職活動を始めたばかりの頃に、中核病院で管理栄養士を募集していて条件面がとても良い求人がありました。
- 給料24万円以上、ボーナス4.2ヶ月
- 住宅手当あり
- 年末年始3日休み
- 勤務時間8:30~17:30
- 委託給食会社が入っている為、病院業務のみ
こんな求人でした。
条件も良いし、先輩栄養士が数人いる為教育環境も整っているとのこと。
しっかり学べる環境で条件が良いところで働いてみたいと思い応募しました。
しかし、面接会場に行ってみると採用人数1名のところ応募者は28名もいました・・・。
「こんなに受けてるの。。」
と倍率が高すぎて驚愕でした。
面接会場では、筆記試験と自己PR・志望動機を書くという方法でしたが、結果はもちろん不採用。
条件の良い求人には皆集まるんだなと思い、今後の就職活動が一気に不安になってしまいました。
その後も病院やクリニックの求人を受けましたが書類や面接で落ちたりと、就職活動は長引いていきました。
というのも、応募書類の書き方も悪かったので、書類の段階で落ちるということも多くあることに気づき応募書類は徐々に修正していきました。
念願の直営の病院栄養士に内定!
数少ない病院栄養士求人を受けては落ちるという状況が続き自信を失っていましたが、ようやく内定をいただくことができました!
内定をいただいた病院の条件です。
- 病床数150床の総合病院
- 管理栄養士3名在籍
- 月給17万円
- NST活動も実施
- 委託給食会社が入っている為、病院業務のみ
給与が低いことが気になりましたが、ボーナスが4ヶ月以上と高かったので働くことに決めました。
転職できないんじゃないかとずっと不安な日々を過ごしていたので、内定をいただいたときは不安が解消され、ほっとしました。
実際に病院栄養士になってみて、委託給食栄養士では経験できなかった栄養指導やアセスメント、NST活動に従事することができました。
低栄養や嚥下障害などの理由で食事が中々進まなかった方が少しずつ食事が食べれるようになり、回復のサポートをすることができ、やりがいを感じることができました。
そして仕事を通して看護師、薬剤師、医事課などの他職種と交流が持つことができ人間関係も充実していったことも良かったです。
委託栄養士だと調理場だけの仕事で閉鎖的な感じがあり、物足りなさ感じていたので人と関わりが増える楽しさもあり転職して良かったと思いました。
病院の管理栄養士に転職。内定をもらえた理由は?
では、病院栄養士になることができた方法をお伝えしていきます。
長いスパンで就職活動する
直営の管理栄養士の職種は病院や施設などは1名若しくは数名しかいないところが多いため、求人自体とても少ないですよね。
その為、中々求人が出ることが少ないため長いスパンで就職活動することが重要になってきます。
私の場合8か月くらいかかってようやく就職することができたので半年~1年はかかると思っていたほうが無難ですね。
そんなに長い期間就活するのは辛いと思う方もいるかもしれませんが、タイミングもありますので良い条件のところにすぐに決まるということも十分ありますよ!
応募書類はしっかり準備しておく
良い求人を逃さないためにも、良い求人を見つけたらすぐ応募できるように応募種類を事前に準備しておくことはとても重要になります。
経験が少ないからと言って病院栄養士を諦めている方もいるかもしれませんが、その考えはとてももったいないです!
私が勤務した病院で、その後も管理栄養士を募集したことがありましたが採用した方は
- 委託で1年弱の経験しかない
- 調理補助、食札管理くらいの経験しかない
と経験が少ない方でした。
「経験が多いほうが採用されやすいのでは?」
と思うかもしれないですが、欲しい人材は勤務先によって違います。
年齢が若い人のほうが仕事しやすいということもあり、将来性を考え育てていきたいという病院では経験が少なくても採用されやすいケースは十分あります。
反対に年齢に関わらず経験者を採用したいというところもある為、気になる求人を見つけたらまずは応募してみることをお勧めします。
求人は小まめにチェックし、すぐに応募できる状態にすることが内定を掴むポイントですよ。
掲載期間が1週間と短いものもあるので、興味があればすぐに行動し、チャンスを逃さないようにしましょう!
転職情報サイトにも登録を。
ひと昔であれば、病院などの求人はハローワークに掲載されていましたが、最近では転職情報サイトにも掲載されていることが多いですよね。
募集していることを知られたくない、応募が殺到するのを避けたいという理由からハローワークに掲載せずに転職情報サイトの非公開求人にしている病院もあります。
私が転職活動したときも転職情報サイトに掲載している病院求人はあったので、登録しておくことをお勧めします。
エージェントサービスを行っている転職情報サイトですと、担当のキャリアアドバイザーが
- 病院の情報を細かく教えてくれたり
- 聞きにくい質問を病院に聞いてくれる
などのメリットもあります。
安心して良い転職先に行く為には、転職情報サイトに登録して損はないですよね。
職務経歴書の書き方のサポートも行ってくれるので、応募書類作成に自信がない方も完成度の高い職務経歴書に仕上げることができます。
私が実際に登録していた転職情報サイトは下記です。
転職情報サイトの企業によって扱っている求人は違いますので、上記のサイトはすべて登録しておくといいですよ。
登録しなかったことで条件の良い求人を逃すことがないよう注意してくださいね。
管理栄養士の転職。委託給食会社から直営の病院へ転職は難しい?成功する方法まとめ
今回は直営の病院栄養士になる方法をご紹介しました。
新卒採用の病院栄養士求人もありますが、数は少なく経験を積んでから病院栄養士に転職するケースが多いと思います。
直営の病院栄養士になるには倍率が高いですが、計画性を持って行動すればなれる可能性は十分にありますよ。
病院栄養士は倍率が高く就職活動が大変な場合もありますが、良い就職先に就けることを願っています。