栄養士

管理栄養士の国家試験の勉強法。2ヵ月の短期間で合格したスケジュール

今回は2ヵ月で管理栄養士の試験に合格した私の体験談をお伝えしていきます。

  • 管理栄養士の国家試験に合格したいけど忙しくて時間がない!
  • 試験が近いのに合格点に未だ届かない。

このような方はぜひ参考にしてください。

管理栄養士の国家試験に合格すると、栄養士としての働き方の幅が広がり、お給料も上がりますが、簡単な試験ではありませんよね。

 

実際に私も管理栄養士の資格を取得し、働き方がぐんと広がり合格して良かったと心から思っています。

 

ちなみに、管理栄養士の試験は大学時代に一度落ちていて2度目の受験で取得しました。

  • 学生時代はまじめでコツコツ勉強していた
  • 学習能力が高い

というタイプでは全くなく学生時代はロクに勉強もせず、覚えも良い訳ではありませんでした。

真面目に勉強していたら、きっと大学在学中に合格してますよね・・・^^;

 

そんな私ですが、社会人として働きながら2ヵ月という短期間で集中して勉強し、合格した方法について今回はお伝えしていきます。

 

勉強法が分からない方はこちらの記事もオススメです。

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管理栄養士国家試験 勉強期間が2ヶ月と短期間だった理由

私は4年大の管理栄養士の養成校を卒業しましたが、合格できませんでした。

管理栄養士の国家試験が不合格だったことは本当に後悔し、

「次こそは絶対に合格しよう!」

と思っていました。

 

しかし、働きながら勉強の時間をつくるということは本当に大変・・・。

 

もし学生の方でしたら大学在学中に合格できるように日々勉強することを絶対的にオススメします!

 

私も不合格になった経験から毎日コツコツ勉強したいと思っていましたが、仕事により時間がとれなかったので、2ヵ月という短期間で試験勉強することになりました。

 

私は新卒で委託会社に入社しましたが、100人規模程の病院に配属になりました。

そこでは、現場の人が足りないという理由から入社して数週間で主菜から副菜すべての調理を担当することになり、毎日病院食を作ることになりました。

 

余裕のある現場に配属されれば、ゆっくり時間をかけて教育してもらえるところもありますが、私が配属された現場は人員不足だったため

「早く仕事覚えてね!」

というスタンスで毎日病院食を作ることに必死でした。

 

委託会社は人員不足のところが多いのでこういったことはよくあるんですよね。。

 

最初はプレッシャーを感じながら仕事をこなしていましたが、数か月後には問題なく調理を一人でこなせるようになってきた為、管理栄養士の試験勉強を本格的に始めようと思っていた頃でした。

 

10月に入り、他の現場にマネージャーとして行ってほしいと会社から辞令が出ました。

まだ入社して1年もたっていないのに、調理はなんとかできるようになりましたが、献立作成や発注業務などまだ、しっかり教育も受けていないのに。。

あいぽん
あいぽん
マネージャーって一体どういうこと・・・?次こそは管理栄養士の試験に合格したいと思っていたのに!勉強する余裕あるんだろうか・・・

 

この辞令を聞いて絶望感を感じたことを今でも覚えています。

今年は管理栄養士の試験を受けることを諦めようかとも考えました。

 

新しい現場は30床ほどの小さい病院でスタッフは4人態勢で、そんなに負担はないと思うから。

 

と会社から言われていましたが、色々な問題がありとても働きやすい職場ではありませんでした。

 

新しい現場に行き、まずはそこの仕事のルールを覚えないといけないため、勉強する余裕がなく勉強を始めたのは12月頃から。

 

といっても、12月~1月はクリスマスや年末の食事、お正月などの行事食が目白押しで仕事も超ハードでした。

一般的な会社員であれば、この時期は年末年始の休みがあると思いますが、委託の栄養士はこの期間仕事で追われることが多いので超忙しいんですよね・・・。

 

しかも、業者やメーカーも年末年始の休みに入るので、発注業務を前倒しで行わなければならずこの時期は本当にてんやわんや状態でした。

 

このように仕事で予想外の状況があり、勉強期間が2ヶ月しかとれなかった為、短期間で試験に臨むことになりました。

管理栄養士国家試験の勉強を習慣化したコツ

では、ここからは具体的な勉強方法やスケジュールについてお伝えしていきますね。

まずは勉強時間を習慣化しました。

 

数年前から話題になっていますが、「習慣化」できると勉強、資格取得、ダイエットなど決めた目標がうまくいくと言われていますよね。

 

その当時は、習慣化についての知識はまったくありませんでしたが、勉強の習慣をつくるよう工夫しました。

 

試験勉強はスケジュールを決めて行うようにしていました。

 

習慣化で最も大事なことは

  • 小さいことから始めること
  • そして、その小さいことを繰り返し続けること。続けていくと、人はその行動が苦痛ではなくなり、取り組みを継続させやすい

と言われています。

 

初めやる気が高い状態であれば多少無理してでも頑張れますよね。
でも、やる気ってそんなに長く続かないことが多いんです。

 

仕事が忙しくなり、疲れが溜まってしまうと勉強ができなくなってしまい、モチベーションが下がり途中で止めてしまうということが起こります。

 

目標が高いほど、諦めてしまうことがあり、継続が難しい場合があります。

 

やる気をなくさないためにも、

  • 簡単にできる
  • すぐできる

ということを初めに行うことが重要になります。

 

私の場合は下記の科目から勉強を始めました。

  • 社会・環境と健康
  • 食べ物と健康
  • 栄養教育論
  • 公衆栄養学
  • 給食経営管理論

これらの科目って、暗記で解けるものが多く比較的難易度は高くないですよね。

この科目をまずは毎日30分勉強するということから始めました。

 

その後、慣れてきたら他の分野も勉強していくという流れを作ったところ、勉強が苦ではなくなり試験勉強することが習慣化していきました。

小さいこと、あまり負担がないことから始めると自然と勉強する習慣がついたので、良い方法だったと感じています。

 

これが「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」などの分野から初めていたら、私の場合難しくて試験を受けること自体諦めていたと思います。。

 

また、習慣化させる方法として、毎日の生活の前後に行うことも重要になります。

例えば

  • 朝食後、コーヒーを飲んだら勉強する
  • 夕食を食べたら勉強する
  • 寝る前に学んだことを暗記する

上記のように毎日する行動の前後に勉強するタイミングを設けると継続しやすくなります。

勉強がうまく習慣化できていない人はぜひ試してみてくださいね!

 

ちなみに問題集は下記のものを使用していました。

 

問題集は必ず最新版を用意することをお勧めします。

なぜなら昨年の試験で出た問題と似たような問題が出ることが多いため。

 

最新の問題にもしっかり対応できるようにしましょう。

平日の勉強スケジュール

私が行っていた具体的なスケジュールをご紹介していきますね。

勤務体制は早番、遅番、内勤と分かれていたので、その日によって勉強のスケジュールを大まかですが決めていました。

遅番又は内勤の日

  • 朝に30分~1時間勉強してから仕事に行く(問題演習など)
  • 仕事の昼休憩中 朝勉強したことの復習10分(暗記)
  • 仕事帰宅後 夕食食べ、少しゆっくりしたら1~2時間勉強(問題演習など)
  • 入浴後就寝前に1日の復習10分(暗記)

 

早番の日

  • 仕事の昼休憩中 前日に解いていた問題の復習10分(暗記)
  • 仕事帰宅後1時時間くらい仮眠 夕食食べ、少しゆっくりしたら1~2時間勉強(問題演習など)
  • 入浴後就寝前に1日の復習10分(暗記)

 

休日の勉強スケジュール

  • (その日にもより)勉強時間は5~7時間
  • クエスチョンバンクで学び⇒過去問を解く⇒必要によって教科書読む

平日は出勤前、昼休憩、仕事帰宅後、寝る前などに勉強すると決めて行っていました。

10分ほどのスキマ時間を利用し暗記することも記憶が定着し、やって良かったな~と思っていますよ!

ただ、早番のとき勉強することは、本当に眠さとの闘いで大変だったと今でも思い出します・・・。

 

私が働いていたところは朝6時出勤のため通常であれば15時には帰れるはずですが、事務の仕事をやらなければならず帰れるのは夕方17時以降でした。

あいぽん
あいぽん
本当は早く帰って少し寝て勉強したいのに!!

 

と思いながら仕事してました。

早番で時間をつくり勉強していたことは本当にハードでしたね。

 

休日に関しては、平日と比べると時間的に余裕があったので、集中して難易度が高い科目を勉強するようにしました。

長く時間が取れたほうがその分野を詳しく学ぶことができたので、私の場合は休日に集中して行うようにしました。

主にこの分野。

  • 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
  • 基礎栄養学
  • 応用栄養学
  • 臨床栄養学

この分野は暗記だけの勉強法では問題に正解することは難しいですよね。

理解していないと解けない問題が多いので、主に休日に勉強するようにしていました。

 

そして、休日に勉強して理解できなかったことを平日に少しずつ理解したり、学んでいくという方法で行っていました。

 

問題演習をこなして⇒暗記していく

を繰り返す方法で勉強し、過去問を5年間分を解いて3回くらいは繰り返していました。

科目にもよりますが、1回、2回だけでは記憶することが難しかったため、3回ほど繰り返し問題解くことで内容がしっかり理解できたり、記憶の定着になりました。

 

勉強がうまく継続できないという方はぜひ、この方法を試してみてくださいね。

全ての科目を完璧に勉強しなくてもいい 捨てることも大事

これは私の考えですが、試験まで時間がない場合、不得意なところは捨てても良いと思っています。

試験に合格しましたが、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」の科目は過去問を解けなかったところもあります。

 

試験が近づいてきて、もう間に合わないと感じた為、理解できない部分は諦めました。

 

もちろん、時間に余裕があればしっかりと勉強したほうがいいですが、試験まで時間がない方の場合です。

 

管理栄養士の試験の合格点は6割です。

200点満点中120点で合格できます。

 

人体の構造の科目は問題数は多いですが、点数配分をみると26問出題となっていますよね。

点数が取りにくい分野にこだわらず確実に点数が取れる分野に集中するべきだと思っています。

「この分野は絶対に高得点を取る!」

と決めて勉強したほうが合格するためには効率が良いと考えています。

 

  • 基礎栄養学
  • 応用栄養学
  • 臨床栄養学
  • 栄養教育論
  • 公衆栄養学
  • 給食経営管理論

上記については私が好きな科目だったり、点数が取りやすい科目だった為、特に集中して取り組みました。

満点を取る!という気持ちで臨んだところ、やはりこの科目は高い点数を取ることができ合格に繋がったと思っています。

管理栄養士の国家試験の勉強法。2ヵ月の短期間で合格したスケジュール まとめ

今回は私が管理栄養士の試験に最短2ヵ月で勉強し合格した方法やスケジュールについてお伝えしました。

働きながらですと、本当に勉強時間を作ることは簡単なことではありませんが、やる気に加えて勉強時間の習慣化や効率を工夫すると合格に繋がると考えています。

勉強方法やスケジュールのコツを掴めば一気に学習速度は高まると考えていますので、諦めずに試験に挑戦してくださいね!

試験勉強に困っている方の参考になると嬉しいです。